書道の学習に欠かせないのが、古典の練習 (臨書) 。数ある印刷本の中でも、質の良い、確かな拓本を手本にしたいものです。本シリーズは斯界の第一人者の目が選んだ、名拓中の名拓を、原寸で美しく再現しました。
王羲之と並び称される「鍾?」の書がこの一冊に。
宣示表、薦季直表のほか、還示表、力命表、賀捷表、墓田丙舎帖を収載。
【プロフィール】
伊藤 滋(いとう・しげる 書斎名・木?室)
1946年、福井県生まれ。
東京学藝大学書道科卒業。同大学大学院社会科(東洋史)修了。
中国書道史・碑法帖研究、碑法帖拓本の収集・鑑蔵を行う。
1992年、陝西省博物館にて「木?室蔵歴代金石名拓展覧」、2002年 成田山書道美術館にて「黒白曼荼羅―木?室コレクションの金石碑法帖書画展―」を開く。
編著書に、木?室金石拾遺『第1集・漢三老諱字忌日記他4種』、『第2集・魏宣示表他5種』、『第3集・鄭道昭・東堪石室銘他2種』、『秦漢瓦當文』、『游墨春秋』、木?室金石選集『第1集・開通褒斜道刻石』、『第2集・鄭道昭論経書詩』、『第3集・晉祠銘』、墨法帖名拓選『蘭亭序』、『真草千字文』がある。
東京学藝大学非常勤講師、岐阜女子大特任教授